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こんにちは。ベビーピンクです。

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子どもは、実験が大好きです。
中でも色が変わる実験は、目で見て変化がはっきり分かるので
小さなお子さんでも楽しめる様です。

先日も、スーパーで私が小さい頃人気だった
「まぜればまぜるほど、色が変わる~」というお菓子が売られていました。
もうウン十年たっているのに、CMがやっていたり、売られているなんて
やっぱりいつの時代も子どもの好きな実験の1つなんだな~と思いました。

今日は、色を使って成分がわかる
そんな色の面白実験についてご紹介します。

みなさんは、食卓にムラサキキャベツ。並ぶ事ありますか?
紫キャベツは、冬に旬を迎えます。(今では、年中手に入りますが)

ムラサキキャベツ201609

我が家では、残念ながら活躍の場が少ないムラサキキャベツですが、
調べてみたところ栄養素がかなり高い様ですね。
アントシアニン・ビタミンCやビタミンK・ビタミンUも含まれ
風邪予防や肌荒れにも効果があるとされています


彩を良くしてくれるだけでなく、子どもの健康維持や
ママのアンチエイジングにもぴったりなんて、思わず使いたくなる野菜です。
でも、子供にとっては紫色のキャベツは不思議な野菜
中には、食べる前から抵抗を持ってしまうお子さんもいると思います。

さて、そんなムラサキキャベツ。
酢漬けにすると不思議と一層美しい色になりますよね。

一体なぜでしょうか?
それは、アントシアニン!という成分を含んでいるからなのです。
アントシアニンは、酸性と混ぜるとになります。
逆にアルカリ性が強いと、黄色になります。
ですから、ムラサキキャベツは、酢と混ぜる事で本来のから
鮮やかな赤色へと変わるんです!!

昔から伝わる調理法です。
先人の方は、食材の特性を良く知っていると感心してしまいます。

ムラサキキャベツを使うと、リトマス紙のように
酸性か?アルカリ性か?色で区別が簡単にできるというわけですね。
しかもその濃度によって色がグラデーションに変化するので、
ある意味リトマス紙より面白いかもしれません。

家でも、簡単にムラサキキャベツを使ってお子様と実験できる方法があるので
ご紹介します。
紫キャベツは、色素が水溶性なので、煮る事で色を溶かしだす事ができます。
それを実験として使うのです。

熱いお湯を使ったりするので、お子様は、必ず大人の方と一緒に実験しましょうね。

① ムラサキキャベツを千切りにして煮ます。
② 水に溶けだした紫の液を幾つかの小さな紙コップへ入れます。

紫の液201609

③ 紙コップに分けた液の中に、酸性やアルカリ性の性質をもった液をまぜ、色の変化を見てみましょう。


色の変化201609

※この際、子供が間違って飲んでしまわないように大人の方がしっかりと、付き添ってあげてくださいね。

実験で調べると面白い液には、次のようなものがあります。

 酸性
 レモン汁
 お酢
 水
 石鹸水
 重曹
 にがり

最も、酸性の強い漂白剤などを使う場合は、
臭いもきつくなるので、少量だけにして、大人にやってもらいましょう。
後は、酸性か?アルカリか?気になる身近な飲み物を混ぜてみるのも良いでしょう。

アントシアニンを含む食材には、 いちご・茄子・赤ジソ・黒ゴマ・ブルーベリーなどがあります。
つまり、その取り扱いにも、酸性・アルカリ性で色が変わる可能性が高い!という事になりますね。

お野菜嫌いな子どもと一緒に試してみると楽しいと思います。
身近なお野菜に、こんな面白い事が起きると分かれば、
お野菜に興味を持つことができる、切っ掛けになりますね。

また、色の不思議から「今後の料理に工夫できる。」
知恵を育てる事が出来そうですね。


ぜひ、自由研究やお子様との遊びで試してみてくださいね。