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こんにちは。J-color認定講師の田中です

まだ春は少し遠く感じられる2月、
群馬県網膜色素変性症協会(JRPS群馬)
からのご依頼で群馬県伊勢崎まで行ってまいりましたので、
ご報告します

今回セミナーに参加いただいた方々は「網膜色素変性症」と言って、
視細胞が機能しなくなってしまう両眼性の病で、徐々に視野が狭くなり、
視力を失うこともある眼の病気です。
人によって進行には差がありますが、おおむねゆっくりと進行するようです。
治療法は確立していないのが現状です。

日本網膜色素変性協会様では、自身の手で治療法の確立や助成、
生活の質の向上、自立を目指して活動されています。
今回は、JRPS群馬の交流会において、
カラーやおしゃれについて、お話させていただきました。

セミナー当日は、会場に着いてみると、皆さんで
色について困ったことや失敗談を話し合っていらっしゃいました。
具体的にどんなことにお困りかというと、

  洋服を裏返しに着てしまうことが多い。
  靴下、履物が左右で色が違ってしまうことがある。
  タオルなど洗濯してから仕分けするのが難しい。
  同じ服の組み合わせばかりになってしまう。などなど、

そして、ご自身の工夫や、アイディアをお話しして
情報交換されていました。
皆さんとても元気で、話が盛り上がります。
装いもおしゃれで会場が明るい雰囲気にあふれていました。

その後、午後からのセミナータイトルは
「見えにくくても、カラーで心ときめくおしゃれ術」と考えてくださいました。

そこで、第一印象が一瞬で決まることなどを説明して
おしゃれに占める色の影響力がいかに大きいかをお話ししました。

人は知らずしらずのうちに、装う色の持つイメージで
相手にメッセージを発信しています。
ですから、色を意識して装うことで、発信力を持つということにもなります。
また、より良い印象で発信するには似合う色が大切になります。
似合う色は、持って生まれたご自身の「眼・肌・髪」の色素を
引き立てる色であり、ご自身の魅力アップに大きな力を
発揮する
ことをお伝えしました。

当日は、ご参加いただいた方の人数も多く時間に制限があったため、
セルフチェックやドレーピングをすることはできませんでしたが、
後日、ご家族、ヘルパーさんやお友達とセルフチェックして頂けたらと
資料をお渡ししました。

その他には、色の感情効果や生活の中でのワンポイントアドバイスなど、
いろいろと手さぐりしながらのお話でした。



JRPSのご担当者の方から色を識別する機器のことなども
お話頂けたらとのことで事前に調べてみました。
色を読み取り音声で伝えてくれる機器は数種類ありましたが、
皆さんその辺の情報は既にお持ちの方が多かったようです。

そんな中で、まだあまり知られておらず私たちにとっても興味深い
「いろポチ」という商品をご紹介します。
これは、洋服のタグのようなもので、タグに色相環が点字で表示してあり、
触ることで色を認識するものです。
色々と課題はあるようですが、多くの方に知って頂けたらと思います。
詳しくはこちら



最後の質問タイムに若いきれいな女性が、
「私は10年前に失明してその時の自分の顔の記憶のままです。
せめて何か一つでもセルフチェックで知りたい」

とおっしゃった言葉に、胸を突かれました。
これに答えなければいけないのだということに深く気づかされ、
急遽残りの時間でJRPSのボランティアの方々にも
お手伝いいただいて瞳の色をチェックしました。
その人の持って生まれた素晴らしい色素を
お伝えすることの大切さを改めて教えて頂きました。

今回、JRPS群馬の方々との出会いで、
たくさんのことを学ばせていただきましたが、
お世話役をしてくださった役員の方からは、
「こういった身近な生活に根差した講演は今回初めてのことで、
皆さんの関心の高さなどを知ることができてよかった。」


また、
「似合う色が、眼・肌・髪などを総合的に考えて
見つけるものだということは発見でした。これをきっかけに
皆さんもおしゃれが楽しくなることでしょう。」


と仰っていただき、及ばずながら担当させていただいて
よかったと思うと同時に、もっと楽しんで輝いていただけるよう
頑張ろう!と心に誓ったセミナーでした。

群馬県網膜色素変性症協会(JRPS群馬)様サイト