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2015.11.16
日本人の考えた究極の美
こんにちは。ベビーピンク




茶室や和室で 紅葉を見ながら お茶を楽しむ。
想像するだけで 改めて日本の良さを感じます。
私たちが 和室で お抹茶

和室から

美に対する思いが隠されているからです。
今日は、そんなお話をご紹介いたします。


日本の建築様式の1つに、「数寄屋造り」という物があります。
始まりは、安土桃山時代。
元々は、4畳半以下の茶室を「数寄屋」と呼んでいたそうですが、
江戸時代からは、住宅などにも使われるようになり、
今でも、料亭や住宅で 数寄屋建築にならったものが造られています。
数寄屋建築でつくられた茶室は 色数が少なく、
明度や彩度も低めに抑えられています。
海外の華やかな壁紙などに比べると、一見飾り気のない
地味で質素なイメージの空間ですが、
部屋の中の色を抑えることで
活けた花や掛け軸・ふくさ・茶器・濃茶・お菓子そして、着物などの
色を より美しく見せる事ができる効果があるのです。
つまり、茶室は「色を見るための色」で配色されているのです。
「色を見るための色」日本人ならではの発想ですよね。


また そのシンプルな空間だからこそ、障子から覗く
自然の景色が「一枚の絵」の様に美しく感じることができるのです。
和室や茶室 は、季節や使う道具。そして、そこに居る人々によって様々な
彩や 表情を感じることができる、考えつくされた
「究極の日本の美」のなのかもしれませんね。
更に、お抹茶

感情を鎮静させ、体をくつろがせ、不安から解消してくれる効果が
ありますので、季節の移ろいを 楽しみながら、抹茶を飲めば
いつもとは、一味違う時間を過ごすことができそうですね。
あっという間に紅葉の季節も終わってしまいますが、
美しい



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