fc2ブログ

こんにちは。ピーコックブルーです。

   前回のブログはこちら

先月末、約半年ぶりに研修・総会・ミーティングのためJ-color本部へ伺っていました。

人の多さに圧倒されながらも巨大ターミナル駅の渋谷周辺の地理が少しわかるようになり、駅と駅との乗り換えや移動も、例えば東京メトロの銀座線は「オレンジ」丸ノ内線は「赤」など大阪の地下鉄と同じようにようやく少しずつ慣れてきました。

一般的に「色」は「形」より認識されやすく印象に残りやすいと言われ
この地下鉄の路線のように文字と色で表示することでわかりやすくなるのですが
これが車を運転している時となると?…
ある程度スピードが出ている分、進行方向のより速い判断が必要になってきます!

そこで先月、ここ数年特に高速道路での逆走による事故が増えていることを受け
「路面をカラー化」するという対策に乗り出すことが記事になっていました。
これは高速道路6社が逆走事故の多発する地点の路面に
「青」「緑」「オレンジ」など共通の「色」を付けて
正しい進路を示すという対策

高速道路の路面カラー化201506

例にあるように
一般道からの誤った進入には、一般道の路面を高速の入口まで
(高速道路の道路標識に使われている)「緑」で誘導
また高速の入口からの道路と出口への道路が交差する地点では、
入口からの道路を「オレンジ」出口への道路を「青」に。
まず今年度は全国10ヶ所の地点から取り組まれるとのこと。

入口と出口が交差する箇所の場合201506

これまでも、例えば料金ゲートのETC車への青と白の誘導はドライバーにとって
よりわかりやすくなった事例のひとつだと思いますが、少し調べてみると
今回のような路面をカラー化する取り組みは地域によって様々にあることも
わかりました。

「色」を付けることで視認性や誘目性は高まり、見やすく、目立ちます。
さらに「色が与える心理的効果」を活かすことで、よりその場所に合った効果が
期待できます。
横断歩道の路面をブルーにしているところでは、ドライバーはブルーの路面に
近づくとやや減速する傾向があり、歩行者は横断歩道への気付きにつながる
という一例も。

只、これからも増えていくと思われるこうした取り組みの中で
使う色の面積によって感じ方も変わってくる「色による面積効果」
ドライバーからの目線と歩行者からの目線、そして周辺の環境との調和
色と同時に誘導のラインなど「デザイン」も全国で統一するなど…

“どれくらいの広さで、よりわかりやすく、すべての人に快適に色を使うか”
いろいろ課題や検討は必要なのかも…と個人的には少し感じています。
まさにライフケアカラー!「色」って奥深いですね