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こんにちは!J-color認定講師、
色彩活用研究所サミュエルの桑野です

今回は、小田原梅 で有名な小田原市の橘商工会
青年部様主催「企業力アップのカラーコーディネートセミナー」
講師として、おじゃましました。

相模湾に面したみかん山や野菜畑とテクノパークなどの
新しい街並みとがとけあったのどかな田園風景です。

ご参加いただいたのは、地場産業の発展に
力を注いでいらっしゃる熱心な経営者やそのご家族の方々で、
不動産、ヘアーサロン、畳店、食品製造業とその業種も様々です。

色の基本的な知識のみならず、自社製品のパッケージや、
広告、ちらし、幟等は、ご自分でデザイン を考えられる場合もあり、
その際の色の使い方等、質問があがりました。

色を考える際、まず目的をはっきりさせることが大切です。
例えば

「目立たせたい」
「天塩にかけてつくりあげた確かな品であることをアピールしたい」
「お店のイメージアップを図りたい」
「印象に残る名刺を作成したい」


などです。
仮に「自社製品の自慢の梅干しのラベルの色」を考えてみましょう。
一般的にイメージされやすい梅干しの色は?
やはり「赤系」でしょうか。
同じ赤系でも明るさや鮮やかさ、微妙な色みが
異なることで見え方がかわります。
例えば目的として伝えるべきポイントが次のような場合、
これらをイメージさせるラベルの背景の色は、どれが適当でしょうか。

無着色
減塩
高級感

 
                                 

 
                                 

背景の色が異なると結構イメージが変わりますね。
「高級感」という意味では、深みがあるディープトーンの方が
それらしくなりますし、また『減塩・無着色』ですと赤みや彩度感が
強すぎない方が良いのではないでしょうか?

そうするとD案などいかがでしょうか?
ただ、梅干本来の酸っぱさや、しその色などを思い起こさせ、
食欲を湧かせるという意味では、鮮やかな赤のA
良いのではないかと思います
皆さんはどう思われますか?

私達は、イメージとして本来の色より明るく鮮やかに
記憶する傾向がありますが、その記憶している色に
合わせた方が購買心がアップする場合もあります。

今は食品の色を透明な容器でそのまま見せたり、入れる容器を
陶器の壺にして手作り感を出してみたりと、売り方も様々ですが、
他の競合と一緒に店先に並べられる場合もあるため、
それらと色で差別化を図るといった点も大事です。

このように何を目的にするかで、色使いは異なります。
色だけを考えることは実際にはほとんどなく、
文字のデザインやシートの質感なども
イメージに影響します。
様々な要素のバランスを取りながら決められます。


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< 色でできること >

★目立たせる、わかりやすくする(誘目性・視認性)
★中身(味や品質)をイメージさせる
 

というようなことが可能です。

★目立つ色・・・高彩度・暖色系
★わかりやすくする・・・背景と文字の明度差(明るさの差)を大きくする。
★イメージを強調する・・・色相・トーン・配色がもつイメージを使う
               例)赤→梅干し、日の丸、太陽、炎、温かい
                 トーン→高級感・伝統的

色を使いこなすのは大変ですが、色の基本的な知識を知ることで、
色を考える際の参考にしていただけるのではないかと思います。
小田原橘商工会の皆さま、どうもありがとうございました