2011.02.25
若い芽がちらほら見え隠れ「もえぎ色」
先日東京で降った雪が嘘のように、このブログを書いている本日は
うららかな陽気…
このまま春の暖かさになってほしいと切に願う漆黒です。。。
3月になると、お店のディスプレイにも少しずつ
春の色が登場してきますね。
その中でも漆黒が好きな色は「黄緑」。
フレッシュな印象の「春の黄緑」は、
「心機一転!何かを始めなきゃ
」
って感じで後押ししてくれるような色ですよね♪
「春の黄緑」というとやっぱり「もえぎ色」がピッタリ!
「もえぎ色」は春の新芽の色を指すのですが、
実は2種類あるって知っていましたか??
「もえぎ色」には、「萌黄色」と「萌葱色」があるんです。
「萌黄色」は「萌木色」と表すこともあり、
黄色に近いような黄緑色で木々の新芽や若い葉
の色のことです。
春の息吹を感じさせるこの色は、「赤花」と組み合わせた
『桜萌黄(さくらもえぎ)』としてかさねの色目では
春に合わせる色の定番となっていました。
また、色名の音の響きを残した『薄桜萌黄(うすさくらもえぎ)』
というものもあります。
どちらも若さや活力を表すものとして、
若者が着る色の組み合わせでした。
若者が着る色「萌黄色」は平安時代以降にも通じ、
鎧を綴る糸や革紐である縅(おどし)に萌黄色を使った鎧が
若武者を飾ったとされています
平家物語には、平敦盛が萌黄縅の鎧をつけ戦いに赴いたという一節が
残されていて、今でも端午の節句に飾られる鎧兜に名残があります。
一方「萌葱色」は、「萌葱色」から派生した色名で、
ほぼ緑色でネギの芽の色を意味しています。
冬の間に冷え固まった土から春一番に顔を出すネギに、
「萌黄色」に残る生き生きとした生命力といったイメージを
重ね合わせたのかもしれませんね。
自然の中の「もえぎ色」が見られるまであと少し。
それまでは、「もえぎ色」に近い色がある三色団子
を
見ながら(食べながら?!)暫し待つこととします。
うららかな陽気…

このまま春の暖かさになってほしいと切に願う漆黒です。。。

3月になると、お店のディスプレイにも少しずつ
春の色が登場してきますね。
その中でも漆黒が好きな色は「黄緑」。
フレッシュな印象の「春の黄緑」は、
「心機一転!何かを始めなきゃ

って感じで後押ししてくれるような色ですよね♪
「春の黄緑」というとやっぱり「もえぎ色」がピッタリ!
「もえぎ色」は春の新芽の色を指すのですが、
実は2種類あるって知っていましたか??
「もえぎ色」には、「萌黄色」と「萌葱色」があるんです。
「萌黄色」は「萌木色」と表すこともあり、
黄色に近いような黄緑色で木々の新芽や若い葉


春の息吹を感じさせるこの色は、「赤花」と組み合わせた
『桜萌黄(さくらもえぎ)』としてかさねの色目では
春に合わせる色の定番となっていました。
また、色名の音の響きを残した『薄桜萌黄(うすさくらもえぎ)』
というものもあります。

どちらも若さや活力を表すものとして、
若者が着る色の組み合わせでした。
若者が着る色「萌黄色」は平安時代以降にも通じ、
鎧を綴る糸や革紐である縅(おどし)に萌黄色を使った鎧が
若武者を飾ったとされています

平家物語には、平敦盛が萌黄縅の鎧をつけ戦いに赴いたという一節が
残されていて、今でも端午の節句に飾られる鎧兜に名残があります。

一方「萌葱色」は、「萌葱色」から派生した色名で、
ほぼ緑色でネギの芽の色を意味しています。
冬の間に冷え固まった土から春一番に顔を出すネギに、
「萌黄色」に残る生き生きとした生命力といったイメージを
重ね合わせたのかもしれませんね。

自然の中の「もえぎ色」が見られるまであと少し。
それまでは、「もえぎ色」に近い色がある三色団子

見ながら(食べながら?!)暫し待つこととします。
2011.02.24
美術館に行きたくなる!カラーワークショップ開催しました
暖かく柔らかい日差しが包み込んだ2/19(土)。
第6回カラーワークショップ&情報交換会が開催され、
J-colorのセミナーに初めて参加される方約10名を含め、
28名の方が参加されました。
今回は「色から見る絵画の魅力」ということで、
エスパスブラン主宰でありJ-color認定講師でもある
「三沢恵子 先生」を迎え、絵画の歴史や色使いなどを
スライドで解りやすく解説いただき、
また、おススメの美術館などのお話も聞くことができました
前半のお話しは、スライドを使って様々な作品と色使いの特徴を
時代の流れに沿って解説していただきました。
「暗くしたら、眠くなっちゃうかもね…」
と、セミナー開始前に冗談で三沢先生がおっしゃっていましたが、
それどころか、皆さんメモを取りながら、乗り出してお話に聞き入っていました!

「色」に注目してみると、今までとは違う、新鮮な絵画の見方ができます。
印象派の色使いの特徴や、美術史における色の変遷をたどって
くださったのですが、当時の顔料開発や宗教・政治など、
様々な背景によって使われている色がこんなに違うのか、
と驚きます。
また、使われている色の組み合わせや配置・比率などにより、
筆のタッチだけでなく、色でも絵のイメージや雰囲気を表現していることも見えてきます。
三沢先生のテンポの良い解りやすい解説で、あっという間に美術史のポイントを
振り返ることができ、新しい視点を発見
することができました
最後に三沢先生おススメの美術館をご紹介いただきました。
「美術館は作品を見るだけの場所ではないんですよ。」
この言葉は、これから美術館に行く方にぜひ聞いてほしかった言葉ですね。
美術館に展示される作品だけではなく、美術館自体がアートとして
楽しめるつくりになっているところもありますし、日常から離れて、
静かな落ち着く空間を味わうのも贅沢なひと時。
そして、レストランやカフェではイベントに合わせたランチやデザート
を
提供するところもあるので、美味しいもの目的でも楽しめるんです
さまざまな目的で、ぜひ「美術館」に行ってみてくださいね。

さて、後半は「イメージ模写アート」に挑戦!
まずは好きな絵画を1つチョイス!
その絵に使われている色に注目して「色」を模写していきます。
「細かな色が気になってなかなか進まない…」
といった声もありましたが、
絵を描くように「色の模写」をしていくと、
「絵画の中ですごく目立つと思っていた色が
実はそんなに大きい面積で使われていなかった」
など、絵画での色使い(配分)による効果を再発見!
柔らかい色使いの絵、メリハリのある絵、色数が少ないのにインパクトのある絵など、
様々な模写アートができました


美術館や絵が好きだから、作品づくりに興味があったから。
参加された方のきっかけはそれぞれでしたが、色が好き・絵が好きという共通点で
話しが広がり、名刺交換などをしてネットワークを広げていました♪
<参加された方の感想
>
◆ 明日美術館に行ってみようと思うほど、色で絵画を見てみるのも面白かったです。
◆ 初めて見る絵画もあったので嬉しかったです。ぜひ本物を見てみたいと思います。
◆ 美術史の流れがとても解りやすく、今まで見た絵が時代の流れで繋がってきました。
◆「色の模写」をするというのが面白かったです。絵をじっと見て色を探していると、
意外にいろんな色が使われているんだな、と思いました。
◆「模写」って難しい!?と思っていましたが、実際にやってみると結構はまってしまい、
あっという間に時間が経っていました。
◆ おススメの美術館情報を聞けてよかったです。美術館に行く楽しみも増えました♪
◆「イメージ模写アート」なら、簡単に好きな絵画のイメージを取り入れられるので、
他にも作ってみようと思います!

カラーワークショップ&情報交換会、次回は4月に開催予定です♪お楽しみに!
第1回テーマ「色相環をアートしよう♪」
第2回テーマ「配色ルーレットをつくろう☆」
第3回テーマ「カラーコラージュで彩るカラフル万華鏡」
第4回テーマ「~流行色&似合う色のコラボを首元から~
スカーフ・ストール巻き方レッスン♪」
第5回テーマ「~あなたはゴールド派?シルバー派?~
冬を彩るキラキラ☆アクセサリーづくり」
第6回カラーワークショップ&情報交換会が開催され、
J-colorのセミナーに初めて参加される方約10名を含め、
28名の方が参加されました。
今回は「色から見る絵画の魅力」ということで、
エスパスブラン主宰でありJ-color認定講師でもある
「三沢恵子 先生」を迎え、絵画の歴史や色使いなどを
スライドで解りやすく解説いただき、
また、おススメの美術館などのお話も聞くことができました

前半のお話しは、スライドを使って様々な作品と色使いの特徴を
時代の流れに沿って解説していただきました。
「暗くしたら、眠くなっちゃうかもね…」
と、セミナー開始前に冗談で三沢先生がおっしゃっていましたが、
それどころか、皆さんメモを取りながら、乗り出してお話に聞き入っていました!

「色」に注目してみると、今までとは違う、新鮮な絵画の見方ができます。
印象派の色使いの特徴や、美術史における色の変遷をたどって
くださったのですが、当時の顔料開発や宗教・政治など、
様々な背景によって使われている色がこんなに違うのか、
と驚きます。
また、使われている色の組み合わせや配置・比率などにより、
筆のタッチだけでなく、色でも絵のイメージや雰囲気を表現していることも見えてきます。
三沢先生のテンポの良い解りやすい解説で、あっという間に美術史のポイントを
振り返ることができ、新しい視点を発見


最後に三沢先生おススメの美術館をご紹介いただきました。
「美術館は作品を見るだけの場所ではないんですよ。」
この言葉は、これから美術館に行く方にぜひ聞いてほしかった言葉ですね。
美術館に展示される作品だけではなく、美術館自体がアートとして
楽しめるつくりになっているところもありますし、日常から離れて、
静かな落ち着く空間を味わうのも贅沢なひと時。
そして、レストランやカフェではイベントに合わせたランチやデザート

提供するところもあるので、美味しいもの目的でも楽しめるんです

さまざまな目的で、ぜひ「美術館」に行ってみてくださいね。

さて、後半は「イメージ模写アート」に挑戦!
まずは好きな絵画を1つチョイス!
その絵に使われている色に注目して「色」を模写していきます。
「細かな色が気になってなかなか進まない…」
といった声もありましたが、
絵を描くように「色の模写」をしていくと、
「絵画の中ですごく目立つと思っていた色が
実はそんなに大きい面積で使われていなかった」
など、絵画での色使い(配分)による効果を再発見!
柔らかい色使いの絵、メリハリのある絵、色数が少ないのにインパクトのある絵など、
様々な模写アートができました



美術館や絵が好きだから、作品づくりに興味があったから。
参加された方のきっかけはそれぞれでしたが、色が好き・絵が好きという共通点で
話しが広がり、名刺交換などをしてネットワークを広げていました♪
<参加された方の感想

◆ 明日美術館に行ってみようと思うほど、色で絵画を見てみるのも面白かったです。
◆ 初めて見る絵画もあったので嬉しかったです。ぜひ本物を見てみたいと思います。
◆ 美術史の流れがとても解りやすく、今まで見た絵が時代の流れで繋がってきました。
◆「色の模写」をするというのが面白かったです。絵をじっと見て色を探していると、
意外にいろんな色が使われているんだな、と思いました。
◆「模写」って難しい!?と思っていましたが、実際にやってみると結構はまってしまい、
あっという間に時間が経っていました。
◆ おススメの美術館情報を聞けてよかったです。美術館に行く楽しみも増えました♪
◆「イメージ模写アート」なら、簡単に好きな絵画のイメージを取り入れられるので、
他にも作ってみようと思います!

カラーワークショップ&情報交換会、次回は4月に開催予定です♪お楽しみに!




スカーフ・ストール巻き方レッスン♪」

冬を彩るキラキラ☆アクセサリーづくり」
2011.02.24
「10歳若返る似合う色でおしゃれを楽しむ」シニア向けセミナーご報告
みなさん、こんにちは。
先日、葛飾区で60歳以上の高齢者を対象にセミナーを開催しました。
担当講師の池田先生からお話をお伺いしましたので代わってご報告します。
今回のご依頼をいただいた長寿大学
では、高齢者福祉事業の一環として
60歳以上の方々を対象に健康と福祉の増進を図り、今後の豊かな人生
づくりに活かしてもらうため、色々な分野の講演を行っています。
そして今回のセミナーは、「10歳若返る似合う色でおしゃれを楽しむ
」。
色を知り、おしゃれをすることで日常生活にプラスになることや
自分にはどの色が似合うのか、色がどのように生活に影響を
与えるのかを学んでいただく内容です。
当日は、大ホールに80名近くもの皆様に集まっていただき、
男性も2割ぐらいご参加いただきました。
中には90歳以上の方もいらっしゃったそうです!

まずは、池田先生がおしゃれの大切さや色との係わり合い、
色が体に与える影響などについてお話されました。
「おしゃれは人に対する自己表現の1つで、
『おしゃれを楽しむこと』は人とのコミュニケーションの
ツールにもなります。」
「色が体に与える影響として、暗い色や黒は光を吸収し
最低限必要な光もさえぎってしまうので、明るい色を
着ることは健康面から考えても大切です。」
時にはうなずきながら、みなさん真剣に耳を傾けていらっしゃったとか。
その後は、いくつかのグループに分かれて、お互いの色素チェック
予め用意していた色素チェックシートに髪・目・肌の色素について
記入いただいたら、似合う色をご提案。
「今までは服に合わせて色を選んでいたけど、
これからは自分に似合う色の服を着たいわ」
「おしゃれが楽しくできそう」
「似合う色を身につけると元気になるわね!」
と、みなさん新しい発見
に喜んでいただけたようです。

年齢に関係なく色はその人の人生をカラフルに豊かに出来ることを
再確認できるセミナーでした。
今回お集まりいただいたほとんどの方は、
若い頃にあまり色を楽しめない時代を過ごした方々。
だからこそ、これからは色を上手に活かしておしゃれを楽しみ、
今以上にいきいきと過ごしていただければ私たちもうれしいです
葛飾区社会福祉協議会HP
先日、葛飾区で60歳以上の高齢者を対象にセミナーを開催しました。
担当講師の池田先生からお話をお伺いしましたので代わってご報告します。
今回のご依頼をいただいた長寿大学

60歳以上の方々を対象に健康と福祉の増進を図り、今後の豊かな人生
づくりに活かしてもらうため、色々な分野の講演を行っています。
そして今回のセミナーは、「10歳若返る似合う色でおしゃれを楽しむ

色を知り、おしゃれをすることで日常生活にプラスになることや
自分にはどの色が似合うのか、色がどのように生活に影響を
与えるのかを学んでいただく内容です。
当日は、大ホールに80名近くもの皆様に集まっていただき、
男性も2割ぐらいご参加いただきました。
中には90歳以上の方もいらっしゃったそうです!

まずは、池田先生がおしゃれの大切さや色との係わり合い、
色が体に与える影響などについてお話されました。
「おしゃれは人に対する自己表現の1つで、
『おしゃれを楽しむこと』は人とのコミュニケーションの
ツールにもなります。」
「色が体に与える影響として、暗い色や黒は光を吸収し
最低限必要な光もさえぎってしまうので、明るい色を
着ることは健康面から考えても大切です。」
時にはうなずきながら、みなさん真剣に耳を傾けていらっしゃったとか。
その後は、いくつかのグループに分かれて、お互いの色素チェック

予め用意していた色素チェックシートに髪・目・肌の色素について
記入いただいたら、似合う色をご提案。
「今までは服に合わせて色を選んでいたけど、
これからは自分に似合う色の服を着たいわ」
「おしゃれが楽しくできそう」
「似合う色を身につけると元気になるわね!」
と、みなさん新しい発見


年齢に関係なく色はその人の人生をカラフルに豊かに出来ることを
再確認できるセミナーでした。
今回お集まりいただいたほとんどの方は、
若い頃にあまり色を楽しめない時代を過ごした方々。
だからこそ、これからは色を上手に活かしておしゃれを楽しみ、
今以上にいきいきと過ごしていただければ私たちもうれしいです


2011.02.24
ひな祭りカラーのルーツを探ろう!
こんにちは。ベビーピンクです
もうすぐ、「ひな祭り」ですね。
ついに我が家でも、雛人形を飾りました。
雛人形を見ると、その穏やかな顔に小さかった頃の
様々な思い出がよみがえります。
さて、「ひな祭り
」のイメージカラーといえば「桃色・白・緑」。
まさに!菱餅の色ですよね。
なんとも言えない、可愛らしさと春らしいイメージの色です。
でもその配色は、単純に「桃の花
」や「女の子」のイメージを
表現しているだけでしょうか?
いえいえ、あの3色には、実はもっと奥深い理由があるのです。
今回は、そのルーツをちょっと探ってみましょう!
菱餅の色の始まりは、古代中国までさかのぼります。
当時の「ひな祭り」は「女の子の節句」ではなく、
3月は災いをもたらす邪気が入りやすい月とされ、
穢れを祓う儀式がおこなわれていた様です。
(今で言う「流し雛」がその名残です。)
当時、この儀式では、母と子が健やかである事を願って
「ハハコグサ(母子草)」という植物
からつくられた緑色の餅を用いていました。
ところが遣唐使により、この儀式が日本に伝わってからは、
「母と子を臼と杵でつくのはちょっと・・・。」
というところから、緑の餅にヨモギを使うようになりました。
ヨモギの強い香りから、日本では魔除けの意味も込められているようです。
そして、昔から子孫繁栄・長寿を意味した「菱の実」でつくられた
白いお餅を重ね る様になりました。
この2色で作られた餅の組み合わせが当時の主流だったようです。
時代は変わり、明治時代になると更に魔除けを意味する「桃色」の餅が追加され、
現在の菱餅
に至るそうです。
しかも3色の積み重ねには意味があり、春の情景
を表していると言われています。
上から 桃色⇒白⇒緑
桃の花が咲き誇る下には、残る雪があり、
新芽が芽吹く情景を表しているそうです
また、その重ねる色の順番が変わると意味も変わってくるようですよ!
当たり前の様に感じている日本の伝統には、
奥深い色の意味が隠されている事もあるのですね!
季節の花や四季折々の行事の色に注目してみると、
意外と簡単に季節の色を生活の中に取り入れることもできます
四季がある日本ならではの楽しみ方ですよね

もうすぐ、「ひな祭り」ですね。
ついに我が家でも、雛人形を飾りました。
雛人形を見ると、その穏やかな顔に小さかった頃の
様々な思い出がよみがえります。

さて、「ひな祭り

まさに!菱餅の色ですよね。
なんとも言えない、可愛らしさと春らしいイメージの色です。
でもその配色は、単純に「桃の花

表現しているだけでしょうか?
いえいえ、あの3色には、実はもっと奥深い理由があるのです。
今回は、そのルーツをちょっと探ってみましょう!

菱餅の色の始まりは、古代中国までさかのぼります。
当時の「ひな祭り」は「女の子の節句」ではなく、
3月は災いをもたらす邪気が入りやすい月とされ、
穢れを祓う儀式がおこなわれていた様です。
(今で言う「流し雛」がその名残です。)
当時、この儀式では、母と子が健やかである事を願って
「ハハコグサ(母子草)」という植物

ところが遣唐使により、この儀式が日本に伝わってからは、
「母と子を臼と杵でつくのはちょっと・・・。」
というところから、緑の餅にヨモギを使うようになりました。
ヨモギの強い香りから、日本では魔除けの意味も込められているようです。
そして、昔から子孫繁栄・長寿を意味した「菱の実」でつくられた
白いお餅を重ね る様になりました。
この2色で作られた餅の組み合わせが当時の主流だったようです。
時代は変わり、明治時代になると更に魔除けを意味する「桃色」の餅が追加され、
現在の菱餅

しかも3色の積み重ねには意味があり、春の情景

上から 桃色⇒白⇒緑
桃の花が咲き誇る下には、残る雪があり、
新芽が芽吹く情景を表しているそうです

また、その重ねる色の順番が変わると意味も変わってくるようですよ!

当たり前の様に感じている日本の伝統には、
奥深い色の意味が隠されている事もあるのですね!
季節の花や四季折々の行事の色に注目してみると、
意外と簡単に季節の色を生活の中に取り入れることもできます

四季がある日本ならではの楽しみ方ですよね

2011.02.18
恵比寿保健相談所で、4回目のワークショップを行いました!
お久しぶりです、
色彩活用研究所サミュエル 谷貝(やがい)です
恵比寿保健相談所(渋谷区)のデイケア(通所リハビリテーション)
ワークショップを担当してきましたので、
リポートいたします。
こころの病気で治療中の方を対象とした活動で、今回が4回目。
毎回「色」をテーマに、様々な素材を使いながら
楽しんでいただくワークショップ
を行っています。
もう2月ですが、今年初めての活動に
「先生、明けましておめでとうございます!」
「なんか、今日はアゲアゲに頑張れそう♪」
と、 すっかり顔なじみのメンバーさんから、次々に声をかけてもらい
私も元気を頂くことができました。
いつも暖かく迎えてくださる雰囲気、嬉しいですよね
さっそく「今年のテーマカラー」を皆さんに聞いてみました。
「青と緑と黄色。自然界にある色で癒されるの」
「赤かなぁ~、燃えてくるかんじ」
「オレンジ!元気な色だから。なかなか着れないけど・・」
「ピンク!やっぱり今年もピンク!!」
「何色か決められないから、虹色!」
たくさんの色と、今年のテーマとするイメージワードが
どんどん挙がります。回を重ねるごとに、色によるイメージ表現が
豊かになっているのを感じます。
今回は、カラフルな「原毛(ふわふわした綿)」を使って
色相環を作り、自由な形の携帯ストラップに仕上げます。
とても鮮やかで、モコモコ・ふわふわな材料を前に
皆さん、作成意欲アップ
色とふわふわな触り心地にも癒されているようです。
「赤と黄色の原毛を混ぜると、ホントにオレンジになるんだ!」
「ストラップは、どの色で作ろうかな~」
「キラキラ
のビーズも入れてみよう」
色をたくさん盛り込んだ大きめのストラップ、
今年のテーマカラーのストラップなど、
すばらしい作品が仕上がりましたね!

このカラフルなストラップ、ぜひ身近な所で使いながら
色のパワーを感じて貰えればと思います。
「今度はこんなことをやりたい!」と宿題も頂きました。
次回も、いろいろ企画をしていきますね
◆当日、ボランティアでアシスタント参加してくださった、
I さんからも感想をいただきました。
今回のボランティア活動ですが、
とてもいい経験をさせて頂き、有り難うございました。
カラーワークショップを通して感じたことは、
色の効果を活用することはもちろんですが、さらに。
デイケアに出席してその時間に集中出来ること、楽しめる場、
そして自分を覚えてくれている先生、先生からの元気パワーが
参加者の皆さんにとって大切なんだということです。
谷貝先生は、とても明るく楽しく授業をされており、
これが一番の皆さんの癒しになっていると思いました。
皆さんそれぞれのペースで、楽しんでストラップ作りをされていらっしゃり、
お陰様で私自身も楽しむことができました。
今日のセミナーで、たくさんの気づきがあり、大変勉強になりました。
本当にこのような体験の場を与えて頂き、有り難うございました。
恵比寿保健相談所 3回目ワークショップ「フードカラー(食の色)」はこちら
恵比寿保健相談所 2回目ワークショップ「似合う色をみつけよう♪」はこちら
恵比寿保健相談所 1回目ワークショップ「カラーコーディネート 色で楽しもう♪」はこちら
色彩活用研究所サミュエル 谷貝(やがい)です

恵比寿保健相談所(渋谷区)のデイケア(通所リハビリテーション)
ワークショップを担当してきましたので、
リポートいたします。
こころの病気で治療中の方を対象とした活動で、今回が4回目。
毎回「色」をテーマに、様々な素材を使いながら
楽しんでいただくワークショップ


もう2月ですが、今年初めての活動に
「先生、明けましておめでとうございます!」
「なんか、今日はアゲアゲに頑張れそう♪」
と、 すっかり顔なじみのメンバーさんから、次々に声をかけてもらい
私も元気を頂くことができました。
いつも暖かく迎えてくださる雰囲気、嬉しいですよね

さっそく「今年のテーマカラー」を皆さんに聞いてみました。
「青と緑と黄色。自然界にある色で癒されるの」
「赤かなぁ~、燃えてくるかんじ」
「オレンジ!元気な色だから。なかなか着れないけど・・」
「ピンク!やっぱり今年もピンク!!」
「何色か決められないから、虹色!」
たくさんの色と、今年のテーマとするイメージワードが
どんどん挙がります。回を重ねるごとに、色によるイメージ表現が
豊かになっているのを感じます。
今回は、カラフルな「原毛(ふわふわした綿)」を使って
色相環を作り、自由な形の携帯ストラップに仕上げます。
とても鮮やかで、モコモコ・ふわふわな材料を前に
皆さん、作成意欲アップ


色とふわふわな触り心地にも癒されているようです。
「赤と黄色の原毛を混ぜると、ホントにオレンジになるんだ!」
「ストラップは、どの色で作ろうかな~」
「キラキラ

色をたくさん盛り込んだ大きめのストラップ、
今年のテーマカラーのストラップなど、
すばらしい作品が仕上がりましたね!



このカラフルなストラップ、ぜひ身近な所で使いながら
色のパワーを感じて貰えればと思います。
「今度はこんなことをやりたい!」と宿題も頂きました。
次回も、いろいろ企画をしていきますね

◆当日、ボランティアでアシスタント参加してくださった、
I さんからも感想をいただきました。
今回のボランティア活動ですが、
とてもいい経験をさせて頂き、有り難うございました。
カラーワークショップを通して感じたことは、
色の効果を活用することはもちろんですが、さらに。
デイケアに出席してその時間に集中出来ること、楽しめる場、
そして自分を覚えてくれている先生、先生からの元気パワーが
参加者の皆さんにとって大切なんだということです。
谷貝先生は、とても明るく楽しく授業をされており、
これが一番の皆さんの癒しになっていると思いました。
皆さんそれぞれのペースで、楽しんでストラップ作りをされていらっしゃり、
お陰様で私自身も楽しむことができました。
今日のセミナーで、たくさんの気づきがあり、大変勉強になりました。
本当にこのような体験の場を与えて頂き、有り難うございました。



2011.02.17
「第2回パーソナルカラー関連商品 見本市」出展のご案内
日本カラーコーディネータ協会が、色彩学会主催の
「パーソナルカラー関連商品 見本市」に出展します。
色彩学会・パーソナルカラー研究会が、
3/5に、「パーソナルカラー関連商品見本市」を開催します。
今回、J-colorの「色彩活用パーソナルカラー検定」や、
「色彩ツール」のご紹介を、ということでお声かけいただき、
出展することになりました。
当日は、色彩テキスト各種、色彩ツール(ドレープなど)、
また、2011年度の受験要項なども揃えて、
スタッフがJ-colorのご紹介をさせていただきます。
J-colorの他にも、12の企業や団体が出展し、
ドレープや色見本帳、コーディネートツール、
化粧品などの商品をご覧いただくことができます。
ご興味のある方は、ぜひご参加ください。
※事前の申し込みが必要です。
下記をご確認の上、直接「パーソナルカラー研究会宛」に
お申し込みください。
(J-colorでは受付できませんので、ご了承ください)
◆ 第2回パーソナルカラー関連商品 見本市 ◆
日 時 : 3月5日(土) 10:00~14:00(受付開始9:30)
会 場 : 池坊お茶の水学院 4階 404・405教室
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-3
●JR中央・総武線(御茶ノ水橋口出口)・東京メトロ丸の内線「御茶ノ水駅」下車
徒歩5分
●東京メトロ千代田線(B1出口)「新御茶ノ水駅」下車 徒歩8分
http://ocha.ikenobo-c.ac.jp/school/access.html
参 加 費 :・日本色彩学会会員でパーソナルカラー研究会会員:1000円
・日本色彩学会会員でパーソナルカラー研究会非会員:2000円
・日本色彩学会非会員:3000円
※当日会場での出展者による商品販売はありません。
申込方法 : 下記を明記の上、e-mailまたはFaxでお申し込みください。
①氏名 ②住所 ③e-mailアドレス、TEL ④日本色彩学会 会員or非会員
⑤パーソナルカラー研究会 会員or非会員
申 込 先 : パーソナルカラー研究会宛 e-mail:sig_personalcolor@yahoo.co.jp
(件名に「見本市参加申込み」と明記)
Fax:048-468-7133 遠山様(受付時間9:00~21:00)
申込締切 : 2月22日(火) 定員を超えた場合のみご連絡します。
「パーソナルカラー関連商品 見本市」に出展します。
色彩学会・パーソナルカラー研究会が、
3/5に、「パーソナルカラー関連商品見本市」を開催します。
今回、J-colorの「色彩活用パーソナルカラー検定」や、
「色彩ツール」のご紹介を、ということでお声かけいただき、
出展することになりました。
当日は、色彩テキスト各種、色彩ツール(ドレープなど)、
また、2011年度の受験要項なども揃えて、
スタッフがJ-colorのご紹介をさせていただきます。
J-colorの他にも、12の企業や団体が出展し、
ドレープや色見本帳、コーディネートツール、
化粧品などの商品をご覧いただくことができます。
ご興味のある方は、ぜひご参加ください。
※事前の申し込みが必要です。
下記をご確認の上、直接「パーソナルカラー研究会宛」に
お申し込みください。
(J-colorでは受付できませんので、ご了承ください)
◆ 第2回パーソナルカラー関連商品 見本市 ◆
日 時 : 3月5日(土) 10:00~14:00(受付開始9:30)
会 場 : 池坊お茶の水学院 4階 404・405教室
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-3
●JR中央・総武線(御茶ノ水橋口出口)・東京メトロ丸の内線「御茶ノ水駅」下車
徒歩5分
●東京メトロ千代田線(B1出口)「新御茶ノ水駅」下車 徒歩8分
http://ocha.ikenobo-c.ac.jp/school/access.html
参 加 費 :・日本色彩学会会員でパーソナルカラー研究会会員:1000円
・日本色彩学会会員でパーソナルカラー研究会非会員:2000円
・日本色彩学会非会員:3000円
※当日会場での出展者による商品販売はありません。
申込方法 : 下記を明記の上、e-mailまたはFaxでお申し込みください。
①氏名 ②住所 ③e-mailアドレス、TEL ④日本色彩学会 会員or非会員
⑤パーソナルカラー研究会 会員or非会員
申 込 先 : パーソナルカラー研究会宛 e-mail:sig_personalcolor@yahoo.co.jp
(件名に「見本市参加申込み」と明記)
Fax:048-468-7133 遠山様(受付時間9:00~21:00)
申込締切 : 2月22日(火) 定員を超えた場合のみご連絡します。
2011.02.17
復刻ブーム?とCIカラーあれこれ
こんにちはピーコックブルーです。
今年の冬はとにかく寒い日が続きますが、先日11日の祝日
、
朝目覚めたらこの冬初めての積雪
で一面、真っ白。
さらに14日も近畿一円雪となり、ホワイトバレンタインデー
に!
大雪の地域の方からすれば笑われてしまいそうですが、
10数センチ?の雪景色を子どものように眺めていました。
寒さもあとしばらく?でも今度は花粉
に悩まされる日々。
春
が待ち遠しいです!
さて、佑ちゃんフィーバーで沸く日本ハムファイターズ
ですが、
私が最近気になったのがビジター用の新ユニフォーム
。
大地の実りを表現している「ハーベストゴールド」と「黒」の組み合わせ。
このほんの少し光沢感
を感じさせるゴールドの採用と黒。
久しぶりになかなかお洒落なウェアだと思いましたが、
皆さんの感想はいかがでしょうか。今シーズンはいろんな面で
日本ハムから目が離せなくなりそう…。

そして、写真のANAの機体
これは、先日仕事で東京へ行った際、羽田の到着ロビーに
向かう途中で撮った
ものです。
今現在、見慣れている爽やかな青の配色のロゴに加え、
2009年12月から2013年の期間限定
で復刻版機体デザインとして
復活した「モヒカンジェット」 。

写真ではわかりにくいかもしれませんが、尾翼にレオナルド・ダ・ヴィンチの
ヘリコプターの図案をモチーフにした当時のANAの社章が塗装されたもので、
1969年から1989年までの20年間、日本の空
を就航したものだそうです。
JALも、1959年以降国際線の開設やジェット機到来の時代に採用され
日本の翼として親しまれた、かつての「鶴丸」マークを、
今年の春から新ロゴマークに採用すると発表されました。
この復活した両ロゴマークに懐かしさを覚える人も多いのではないでしょうか。
ANAとJAL、どちらも記念フライト
などもあるようです。
興味がある方はHP
にてご確認くださいね。
で、このところ様々な商品にも復刻版が登場していて、不二家のミルキー
も
発売60周年記念の復刻ミルキー箱&チョコレートミルキー箱、ミルキー60周年記念缶
の3種類が今月8日と15日に発売されたとか。


“色”という観点から見れば、このANAやJALのシンボルマークやロゴ、
私たちが普段目にする商品のパッケージカラー、ユニフォームなどなど、
企業
のCI(コーポレート・アイデンティティ)カラーもいろいろ調べてみると、
何故、その色が使われているのか?など様々な発見
があるはず。
CIカラーにはそれぞれに企業理念や想いなどが込められ、
商品などは色彩の心理的効果
やターゲット、
その時代を反映する色も見えてきます。
改めて「色って大切だな!」って感じます。
今年の冬はとにかく寒い日が続きますが、先日11日の祝日

朝目覚めたらこの冬初めての積雪

さらに14日も近畿一円雪となり、ホワイトバレンタインデー

大雪の地域の方からすれば笑われてしまいそうですが、
10数センチ?の雪景色を子どものように眺めていました。
寒さもあとしばらく?でも今度は花粉

春

さて、佑ちゃんフィーバーで沸く日本ハムファイターズ

私が最近気になったのがビジター用の新ユニフォーム

大地の実りを表現している「ハーベストゴールド」と「黒」の組み合わせ。
このほんの少し光沢感

久しぶりになかなかお洒落なウェアだと思いましたが、
皆さんの感想はいかがでしょうか。今シーズンはいろんな面で
日本ハムから目が離せなくなりそう…。

そして、写真のANAの機体

これは、先日仕事で東京へ行った際、羽田の到着ロビーに
向かう途中で撮った

今現在、見慣れている爽やかな青の配色のロゴに加え、
2009年12月から2013年の期間限定

復活した「モヒカンジェット」 。

写真ではわかりにくいかもしれませんが、尾翼にレオナルド・ダ・ヴィンチの
ヘリコプターの図案をモチーフにした当時のANAの社章が塗装されたもので、
1969年から1989年までの20年間、日本の空

JALも、1959年以降国際線の開設やジェット機到来の時代に採用され
日本の翼として親しまれた、かつての「鶴丸」マークを、
今年の春から新ロゴマークに採用すると発表されました。
この復活した両ロゴマークに懐かしさを覚える人も多いのではないでしょうか。
ANAとJAL、どちらも記念フライト

興味がある方はHP

で、このところ様々な商品にも復刻版が登場していて、不二家のミルキー

発売60周年記念の復刻ミルキー箱&チョコレートミルキー箱、ミルキー60周年記念缶

の3種類が今月8日と15日に発売されたとか。


“色”という観点から見れば、このANAやJALのシンボルマークやロゴ、
私たちが普段目にする商品のパッケージカラー、ユニフォームなどなど、
企業

何故、その色が使われているのか?など様々な発見

CIカラーにはそれぞれに企業理念や想いなどが込められ、
商品などは色彩の心理的効果

その時代を反映する色も見えてきます。
改めて「色って大切だな!」って感じます。